NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. ウクライナ侵略で苦戦のロシア、原因は軍の体制にある

    ウクライナ侵略においてロシアは予想外の苦戦を強いられているが、ロシア軍の体制の不備が一因である。ウクライナ軍は高い練度を有しているものの、ロシア軍との戦力差を埋めるには西側諸国の支援が必須であり、支援がなければ現在の戦況の維持は困難だ。  ウクライナ軍は2014年のクリミア半島併合を踏まえ軍の強化を…
  2. ウクライナ軍が構築している優れた戦時医療体制

    2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵略の戦闘で、命を落とした両国兵士の比較には様々な説がある。多くの戦況報道では、ウクライナ軍の損失はロシア軍の約3分の1であるというのが通説だ。そしてロシア兵士の損失が非常に高い原因も徐々に明らかになりつつある。ロシア軍の損失の大きさは各戦闘で敗れているため…
  3. 深刻化するウクライナ軍の弾薬不足に3Dプリンターで対応

    ウクライナ軍は弾薬不足(砲弾)に直面している。西側同盟国から調達できるまで砲弾の節約方法を模索しているところだ。  これまでの戦闘では効果的な砲撃が戦局に大きく影響することが明らかになっており、中でも砲撃戦では、弾薬保有量が勝敗を大きく左右している。しかし、現在ウクライナは弾薬保有量が少なくなっ…
  4. 「JDAM-ER」がウクライナに配備開始

    ウクライナ軍はすでに、米国が提供した「長距離誘導爆弾(JDAM-ER)」をロシア軍に対して使用している可能性がある。在欧・アフリカ米空軍司令官の最高司令官、ジェームズ・ヘッカー大将によるとJDAM-ERは3週間ほど前にウクライナに到着したという。  ヘッカー大将は先月(2023年3月)コロラド州で開催された航空宇宙…
  5. エジプトがロシアへのロケット供給を密かに計画:米国のリーク文書

    ワシントン・ポスト紙は「2023年2月にエジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領が、ロシア向けに4万発のロケットを生産及び供給する計画を立案していた」と報じた。また、この計画は西側諸国とトラブルになることを避けるため、生産と供給については秘密にするよう当局に指示していたことも報じている。 ワ…
  6. ロシアの軍事衛星(100基以上)が有効活用されない理由

    <ロシアの情報伝達問題>  ロシア軍は現在進行中のウクライナの作戦において、軍事衛星(通信用)の性能低下により、精密ミサイル攻撃に問題を抱えていると報告されている。  ロシアは160基以上の衛星が地球を周回する広範なネットワークを保有しており、そのうち100基以上が軍用と考えられている。しかし、ウクラ…
  7. ロシアのロスエレクトロニクス社、ステルス新素材開発の成功を発表

    2023年3月30日、ロスエレクトロニクス社(ロシア国営ロステック・ホールディングを構成する企業の1つ)は、広帯域の電波を吸収できる新素材のプロトタイプを開発したと発表した。新素材は、金属コアのガラスフィラメントをベースにした薄い層状の素材で、航空機の部品に使用される可能性がある。この種類のステルス素材…
  8. ロシア経済の今後は不透明

    ウクライナ侵略の影響により、ロシア経済は厳しい局面を迎えつつある。一方でロシアとの関係維持・強化によってロシア経済を支える動きもある。ロシア経済が今後どのような状態になっていくのかは不透明だ。  ウクライナ侵略のためにロシアは軍備の拡大を進めている。しかし市民を軍へ動員することにより、その弊害と…
  9. ウクライナ軍が高性能段ボールUAVを運用中

     UAVはウクライナの戦闘において重要な兵器として常識となっている。2020年のナゴルノ・カラバフ紛争ではアゼルバイジャン軍がUAVを大量に作戦投入し、短時間でアルメニア軍を制圧したため、世界は大変驚いた。しかし、ウクライナの戦場においてUAVは日常的な作戦の一部となっている。対峙する双方がUAVにより上空から監…
  10. 防衛予算GDP比2%を達成したNATO加盟国は7カ国に過ぎない

    防衛予算をGDP比の2%以上確保したのは、NATO全加盟国のうち、わずか7カ国に過ぎない。NATOによる防衛態勢の整備・拡充の議論が進展する一方、欧州諸国の足並みは依然として揃っておらず、NATO加盟国間の認識の差異が露呈している。  NATOに加盟する30カ国の中でGDP2%以上の防衛予算を達成したのは、米国、英国、ギリ…
  11. ロシアがろ獲した米国兵器のリバースエンジニアリングを行なうイラン

    ロシアはウクライナの戦場でろ獲した西側の最新兵器を同盟国のイランに送っており、イランは米国製兵器のリバースエンジニアリングを実施している可能性がある。ウクライナは米国から数十億ドル相当の兵器を受け取っており、その中には大量のFGM-148ジャベリンとFIM-92スティンガーが含まれている。 米軍とNATO軍の当局…
  12. フィンランドとスウェーデン両軍が共同でSako社から小火器契約を締結

    フィンランド国防軍とスウェーデン国防軍は2023年3月27日、Sako社(フィンランド、リヒマキ)において小火器調達に関する共同協定を締結した。  Sako社CEOのライモ・カルヤライネン氏は協定セレモニーにおいて「スウェーデン国防軍とフィンランド国防軍には、弊社(Sako社)との協力関係、信頼に感謝します。今回の合…
  13. イランのサイバー攻撃を受けて米国がアルバニアに「ハント・フォワード」チームを派遣

    米国のサイバーコマンド(U.S. Cyber Command)は2023年3月23日、サイバー国家任務部隊(CNMF)がアルバニアの部隊と共同でハント・フォワードチームを展開し、3カ月間活動していたと声明にて明らかにした。この活動はイランによるアルバニア政府システムへのサイバー攻撃を受けたもので、ネットワークの弱点やハッキング…
  14. 英国アエラリス社、新明和工業株式会社とデジタルエンジニアリング分野での提携を発表

    英国の軍用航空機メーカーであるアエラリス社(Aeralis)は2023年3月14日、幕張メッセで開催された総合防衛展示会「DSEI Japan」にて、日本の新明和工業株式会社(以下、新明和)と提携することを発表した。両社は、航空機の設計・製造におけるデジタルエンジニアリング・プロセスの導入でベストプラクティスを確立するた…
  15. ウクライナ侵略、戦局を変えた3つの兵器

    2022年2月24日、ロシアのプーチン大統領がウクライナに軍を派遣したとき、世界のほとんどの人はロシア軍がすぐに勝利すると予想していた。しかし、ウクライナ軍の士気の高さ、優れた戦術、そして支援国からの強力な武器の提供など様々な要因によって、ロシア軍の勝利はいまだに実現していない。  最近(2023年2月)西…
ページ先頭へ戻る
読み込み中です