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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. ウクライナ軍は偽の防空システム(フェイクシステム)により空襲を抑制

    米国は、ウクライナ軍にロシア軍の戦闘機パイロットを混乱させるための偽レーダー(リスクエミッター)を装備させることで、ウクライナ軍の防空能力低下(対空ミサイル不足)を補完している可能性がある。 2月にロシア軍による武力侵攻が始まってから10カ月以上が経過した。ロシア航空部隊(ロシア航空宇宙軍、VKS)は、…
  2. 韓国、K2戦車とK-9榴弾砲をポーランドに初出荷

    12月7日、韓国製の戦車(K2)と自走榴弾砲(K9)の初回納入がポーランドに届けられた。ポーランドの隣国ウクライナで激しい戦闘が続く中、納期はわずか数カ月である。 ポーランドのドゥダ大統領とブワシュチャク国防大臣は韓国から戦車と自走榴弾砲の初回納入分を受領した。ドゥダ大統領は、隣国の侵略に対処するため急遽…
  3. ウクライナ戦争におけるサイバーが果たす役割:米国防省高官、再検討の必要性を警鐘

    11月16日、米国防省のミーケ・エオヤン次官補(サイバー政策担当)は、ニューヨークで開催されたアスペン・サイバーサミットにて、「ロシアがウクライナに侵攻した際、コンピュータ・ネットワークを破壊することができなかった。そのため、代わりに同国のインフラを物理的に攻撃せざるを得なかった可能性が高く、軍事行動…
  4. 中国依存の弾薬(材料)により低下するドイツ(EU)の防衛力

     ドイツの弾薬メーカーは最近、中国からの綿花リンター(砲弾の推進薬に不可欠な材料)の注文待ち期間が最大9カ月(通常3カ月)になったことについて警告を発している。  この発表は、ミュンヘン近郊で開催された防衛シンポジウムで、ドイツの防衛企業が行ったものである。ドイツ政府は11月28日に弾薬メーカーと調整会…
  5. 高まる兵器需要に欧州の防衛産業は如何に対応すべきか

    欧州において兵器需要が高まる一方で、欧州の防衛産業は各国から求められている供給水準を満たすことができていない。欧州各国の防衛予算は、2014年のロシアによるクリミア半島の併合から徐々に増加し、ウクライナ侵略が開始されてからは劇的に増加している。ロシアの脅威の高まりを受けて各国の防衛予算は増額している。…
  6. 現代戦(ウクライナ)において塹壕が機能する理由

    数ヶ月に及ぶ戦闘で、ウクライナのバフムトの町は地獄のような様相を呈している。 この画像(2022年11月)は、引き裂かれた大地、廃墟と化した木々、泥の塹壕の中で水溜りに立つ兵士たちの黙示録的な風景を映し出している。 この光景は、第1次世界大戦中の最悪の塹壕戦と比較されている。バフムトは、9月にウクライナ軍…
  7. ロシア軍後退後のウクライナ軍の次の一手

    ウクライナ軍の狙撃手はスコープを調整し、ドニエプル川(ヘルソン州を分断する河川)対岸のロシア兵に50口径(長距離狙撃銃)の弾丸を撃ち込んでいる。狙撃手を支援する別のウクライナ兵はドローンを使ってロシア軍を捜索している。 ロシア軍が南部の都市ヘルソンから撤退して2週間、ロシア軍はドニエプル川を越え、 後…
  8. エアバス社は韓国がFA-50を欧州に輸出するための計画を承認

    エアバス・ディフェンス・アンド・スペース社(エアバス社)は、韓国のFA-50戦闘攻撃機の販路を西欧(欧州)に拡大する計画「Win・Win戦略」を承認した。 この提案は当初、エアバス社CEOのマイケル・シェルホーン氏がソウルで韓国の李昌洋(イ・チャンヤン)産業大臣と会談した際、韓国側から行ったものである。李大臣が…
  9. ウクライナ侵略は「戦争」の姿を変えていない

    国際戦略研究所(International Institute for Strategic Studies)のシニアフェローであるフランツ=ステファン・ゲイディ(Franz-Stefan Gady)は、フォーリン・ポリシー誌にて、ウクライナ侵略から米国と台湾の得た「教訓」の誤りを指摘している。ウクライナ侵略は国際社会に大きな衝撃を与えている。しかし、ウクライ…
  10. ロシアがイランに無人機と引き換えに1億4,000万ユーロとろ獲した欧米の兵器を輸送したと情報筋が主張

    Sky News紙は、2機のロシア軍用機が8月20日未明に現金と3種類の兵器(英国の対戦車ミサイルNLAW、米国の対戦車ミサイル「ジャベリン」、対空ミサイル「スティンガー」)をテヘランの空港に密かに輸送したと、情報筋が同紙に語ったと報じている。情報筋が同紙に提供した衛星画像によると、同日にテヘランの空港に2機のロシ…
  11. 韓国ハンファディフェンスがノルウェーと榴弾砲購入契約を締結

    ノルウェー陸軍は、K9自走榴弾砲を増強するほか、来年、K2ブラックパンサー戦車の契約も計画している。 ノルウェー国防省(NDMA)は11月7日、韓国のハンファディフェンス(ハンファ)と、155mm自走榴弾砲(K9)4門と弾薬補給車(K10)8両の追加契約を締結した。 今回の契約は、2017年にノルウェーとハンファで締結された…
  12. 史上初、ウクライナ軍が自律ロボット船でロシア艦隊を攻撃

    2022年10月30日、ウクライナ軍はロシアの黒海艦隊に対し史上初となる無人水上艇(USV)による攻撃を行った。この攻撃には無人機(UAV)も使用され、ロシア軍艦船(3隻)に損害を与えた。この攻撃は史上初の軍用USVを使用した作戦として記録される可能性が高い。 攻撃は10月30日(土)現地時間午前4時20分頃行われた。ロシ…
  13. 米国はウクライナに供与された兵器の追跡を強化する計画を発表

    10月27日、米国務省は、ウクライナに供与された兵器の追跡を強化する計画を発表した。 これは、ロシア軍がウクライナ軍が使用している兵器を捕獲し、使用することを懸念していることが理由であると明らかにした。 米国が発表した声明によると、親ロシア派によるウクライナの兵器(供与されたものも含む)のろ獲が、流用…
  14. ハルキウの反攻作戦で確認された戦車の役割について

    2022年5月、ハルキウの郊外では、破損し、車体が焼け落ちた多くのT-72戦車が確認されている。これらの戦車は、かつて優勢だったロシア軍の前進を阻むため、NLAWミサイルシステム(英国)によって破壊された可能性が高い。 今回のウクライナ侵略においては、ロシア軍の無敵戦車(T-72等)が軽易な対戦車兵器を装備したウク…
  15. ウクライナ侵略、ロシア軍は劣勢とその理由を認識している

    ロイター通信によると、ウクライナ侵略において、ロシア軍が自軍の劣勢とその理由を認識していることが、ロシア軍内部文書の調査から明らかになった。ウクライナ軍の善戦は昨今頻繁に取り上げられるが、それがロシア側の文書によって、軍備・人員の不足という理由も併せ、裏付けられることとなった。  
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