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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. 【企業情報(契約)】BAEシステムズが米空軍に電子戦ミッションシステムを提供

    英BAEシステムズは、米空軍の電子戦機「EA-37B Compass Call」の7-10号機に対して先進的な電子戦(EW)ミッションシステムを提供するとのこと。「Baseline 4」とされる次世代のこのミッションシステムは、敵の通信、航行、防空に対する電磁スペクトルの利用を妨害し、抑制するための強力で長距離の電磁攻撃能力を提供する。
  2. 海軍、無人船の「戦術的」運用試験を長期間実施

    米海軍は、4隻の無人水上ビークルを使った数カ月に及ぶ演習を終了した。今回の演習はUSV(無人水上艦)の戦術レベルでの運用試験で、「Integrated Battle Problem(IBP)23.2」と呼ばれている。 IBP23.2はUSVを米海軍の艦隊運用に統合することが目的であり、さらに多数の空中ドローンを導入して、中国の脅威に対抗しよう…
  3. 米国、国防総省のイノベーションへの期待と批判

    米国の防衛専門家たちは、国防総省の兵器購入プロセスは時代遅れとの考えを示し、この最悪の状況からの脱出に頭を悩ませている。 アトランティック・カウンシルが2022年に設立した国防イノベーション導入委員会は2024年1月16日、国防総省がイノベーションの惰性を克服するための10の提案を含む報告書を発表した。 マ…
  4. 米国が苦悩する台湾とウクライナへの武器支援

    ウクライナ、台湾、イスラエルへの新たな軍事援助の承認に、米国の議員たちが前向きに取り組んでいると世間一般では思われている。一方、米国の産業基盤には兵器の需要を満たす能力が不足しているという声も少なくない。 ガザ戦争前から米国は、ウクライナ向けのプラットフォームと台湾向けのプラットフォームの間で兵…
  5. SR-72はSR-71(ブラックバード)の後継機になれるか?

    ロッキード・マーティン社は極超音速の無人航空機(UAV) であるSR-72(通称:ブラックバードの息子)を2025年に初飛行させる予定である。SR-72は1966年に米空軍で運用を開始し、1998年に退役した超音速・高高度戦略偵察機SR-71ブラックバードの後継機となる見込みだ。 SR-71はU-2偵察機の後継として、冷戦期においてソ…
  6. 米宇宙軍、衛星通信を近代化

    米軍の宇宙迅速能力開発室(Space Rapid Capabilities Office, Space RCO)は、衛星に関するシステムの近代化を進めている。特に重要なのは、衛星と地上との通信能力の拡充である。 このプログラムはSatellite Communications Augmentation Resource(SCAR)とよばれ、衛星管制ネットワーク(Satellite Control Network…
  7. 米国防総省、兵器生産の強化を目指す

    「世界的な産業大国」としての中国の台頭による脅威の高まりに焦点を当てた米国防総省初の国家防衛産業戦略報告書(NDIS:National Defense Industrial Strategy)では、将来の紛争において米軍の優位性を確保するため、国内企業が兵器システムをより迅速に大量生産する能力を高めることに重点が置かれている。 NDISに…
  8. 米海軍はレーザー兵器について現実的であるべきだ

    レーザー兵器等の 「指向性エネルギー」技術は何十年もの間、米国防総省を魅了してきた。特に米海軍の研究開発計画には、艦船から水兵がレーザー兵器により敵のドローンを打ち落としたり、小型ボートを破壊したりするプロジェクトがある。 2022年2月には米海軍が飛行中の亜音速巡航ミサイルに相当する標的を倒すために…
  9. 米陸軍、宇宙領域における新たな任務

    宇宙における米陸軍の任務は、米宇宙軍に対応するため変化してきている。 2019年に宇宙軍が設立される以前、陸軍の宇宙関連任務には、衛星通信の運用、情報・監視・偵察、ミサイル警戒などがあったが、これらの能力はすべてここ数年で宇宙軍に移管された。そこで、陸軍には宇宙任務の統合と、敵対者の宇宙利用の阻止ま…
  10. 米国防総省のミサイル防衛計画の課題

    戦略国際問題研究所(CSIS)は2023年12月18日、極超音速ミサイルを探知・追尾する監視衛星のネットワークを構築する米国防総省の計画に関する新たな報告書を発表した。同報告書は「軌道に乗る: 極超音速ミサイル防衛のための宇宙および航空機センサー」と題され、米国防総省の計画が直面する課題を特定し、議論の発展や計…
  11. 米宇宙軍、機動力を持つ衛星開発へ

    米宇宙軍は2030年までに持続的な機動力を持つ衛星を配備する意欲を示した。米宇宙軍の宇宙システムコマンドを率いるマイケル・ゲトライン中将は、2023年12月13日に開催された宇宙軍協会のSpacepower会議において、「宇宙における中国との戦略的競争では、米国は軌道上に衛星を位置固定することから、機動させることが可能…
  12. 米空軍第6世代戦闘機NGAD、その価値とは

    2023年時点で、米国は中国より1万台以上多い航空プラットフォームを運用しているが、両国の差は急速に縮まっている。数量の多さに加え、中国は過去10年間、航空機の近代化を進めてきた。 こうした状況を踏まえると、米国と中国の間の緊張の高まりは憂慮すべきことだ。人民解放軍空軍(PLAAF)は南シナ海で敵対行為を続…
  13. F-22ラプターと次世代航空支配NGADの違いとは?

    米国と中国の緊張が高まり続ける中、両国の戦闘機能力に注目が集まっている。 長年にわたり、米国はF-22ラプターの導入により敵対国に対する制空権を保持してきた。世界で初めて空へ飛び立った第5世代戦闘機プラットフォームとして、F-22ラプターはまさに比類なき存在だった。今でもステルス性能、超巡航性能、超機動性…
  14. 【政府情報(調達)】米国防総省が新たな「その他の取引協定(OTA)」を締結

    米国防総省(DoD)は、国防産業基盤コンソーシアム(Defense Industrial Base Consortium:DIBC)においてアドバンスト・テクノロジー・インターナショナル(ATI)と新たな「その他の取引協定(Other Transaction Agreement:OTA)」を締結したと発表した。国防総省は、この協定により「迅速な研究が可能になり、産業界、…
  15. バイデン政権の無策な電磁スペクトル戦略

    バイデン政権が待望の国家電磁スペクトル戦略を発表した。この政策文書は、新たな電磁スペクトルを商業利用可能にする連邦政府の計画を示すものである。 電磁スペクトルとは様々なデータを搬送する波長帯のことで、デジタル技術とそれが可能にする産業、特に5Gにおいて非常に重視されている。しかしバイデン政権の戦略…
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