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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. 米国会計検査院指摘、米軍の宇宙開発遅延

    米国会計検査院(Government Accountability Office)は、国防省の軍事システムの近代化が緩慢で、他の大国との競争に立ち遅れる可能性があると警告している。特に人工衛星、GPSプログラムといった宇宙軍のプログラムが期待ほどに進捗していないと指摘する。 これは会計検査院による主要兵器プログラムの年次評価報告書…
  2. F-15EX、量産機が配備

    2024年6月6日、F-15EXイーグルIIの量産初号機がオレゴン州ポートランド空軍基地に引き渡された。製造番号008のこの航空機は、オレゴン州空軍第142飛行隊に配備される18機中のうちの1機である。2025年中に13機が、さらにその後に4機が追加配備される予定だ。 ポートランド空軍州兵第142航空団司令官のマイケル・B・コス…
  3. 陸軍、無人型HIMARS発射装置を開発

    米陸軍が無人兵器である「自律型複数領域発射機(AML:Autonomous Multidomain Launcher)」を発表した。AMLが実用化されれば、大規模な戦力増強や兵士自身へのリスクなしに攻撃力のアップが見込まれるという。 M142 高機動ロケット砲システム(HIMARS)の派生型であるAMLは、少なくとも2019年から開発が進められており…
  4. 米空母が直面する多様な脅威とは?

    戦後から70年近くの間、米海軍の空母と艦載機である空母航空団 (CVW) は、米国の軍事力の象徴であり、海洋でのプレゼンス能力、及び世界規模での戦力投射能力を常に支えてきた。現在、米国は11隻の空母を運用しており、各々の空母に70 機以上の航空機を搭載。常時、これらの空母のうち2隻から4隻は海外に配備されている。 …
  5. 新型エイブラムス戦車、設計開始

    米陸軍は2024年6月、ゼネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ社(以下、ゼネラル・ダイナミクス社)と新型エイブラムス戦車に関する基本設計契約を締結した。新型エイブラムスは軽量化され、戦闘での残存性を高める様々な装備を搭載する予定である。この契約により今後、米陸軍はゼネラル・ダイナミクス社と協力し、新…
  6. 海兵隊員が統合軽戦術車両の欠陥を改善

    統合軽戦術車両(以下、JLTV)は、米陸軍、米海兵隊、特殊作戦軍が共同で開発・導入を進めている新型軍用車両で、ハンヴィーの後継車種として位置付けられている。JLTVは強力なエンジンとサスペンションを搭載しており、不整地での走破力や高速性能が大きく向上した。また防弾装甲の改良や即席爆発装置(IED)対策により乗…
  7. 韓国ハンファ・ディフェンス、米国での生産能力を拡大

    韓国軍事産業大手のハンファ・ディフェンス(Hanwha Defense)社は、米国における装備の生産能力拡大を進めている。ハンファ・ディフェンス米国法人のジョン・ケリー(John Kelly)社長兼CEOは6月3日、「すべての装備を韓国から輸出するだけでは成功は見込めない」と述べた上で、米国における製造ラインの設置を進めること…
  8. 米空軍、近代化計画は過剰投資か

    米空軍は現在、次世代航空支配(Next Generation Air Dominance, NGAD)やB-21(B-21 Raider)ステルス爆撃機の導入といった能力向上を目指しているが、これに対し一部では過剰な投資であるという批判が上がっている。既に世界最高レベルの第5世代戦闘機と世界で唯一のステルス爆撃機を保有している米空軍にとって、さらな…
  9. フェイクニュースは民主主義を不安定にする

    フェイクニュースによって米国が危険にさらされている。フェイクニュースの問題は2つある。1つめは、AIで偽の画像や動画を作成して米国を標的にする中国やロシアの存在だ。もう1つは、フェイクニュースが拡散され、大衆を扇動することである。 中国のフェイクニュースを作る能力はここ数年高まっており、2024年の米大統…
  10. 米海兵隊、対ドローン念頭にシステム開発

    米海兵隊はドローンへの対策を主眼に、能力の近代化・システム開発を行っている。米海兵隊の陸上システム開発部門のチーフであるステファン・ボードレン(Stephen Bowdren)氏によれば、米海兵隊はドローン対策を念頭に、既存の技術・装備を活用した新たな運用システムの構築を目指しているという。 対ドローンシステム…
  11. 米国、ミサイル追跡に大きな進歩

    コロラド州コロラドスプリングにある米国宇宙開発局(SDA:Space Development Agency)では、ミサイル発射の追跡を目的としたミサイル探知衛星群への期待が高まっている。 スペースX社とL3ハリス・テクノロジーズ社によって製造され、昨年3回に分けて打ち上げられた8機の宇宙船は、いわゆるTranche 0 Tracking Layerを…
  12. ノースロップ・グラマン社、新型多目的ミサイルを開発

    アイランドホッピング(島しょ移動作戦)、マルチドメイン作戦、輸送可能な可搬兵器は、太平洋戦域における海兵隊の重要な作戦コンセプトである。 2020年に発表された「海兵隊戦力設計2030」では、南シナ海や太平洋沿岸部で島しょを素早く移動しながら長距離兵器を使って敵を撃破する「スタンドイン」部隊の編成を求め…
  13. 米海兵隊、2028年までに補給用ドローンを配備

    米海兵隊は2024年4月30日、「2028年までに、すべての兵站大隊に補給用のドローンを配備する予定である」と発表した。配備されるドローンは戦術補給無人航空機システム(TRUAS)で、各大隊には3〜6機を導入する見込みである。 TRUASはTRV-150Cとも呼ばれ、150ポンド(約68kg)の物資を9マイル(約14.5km)まで運ぶことが…
  14. 【企業情報(契約)】ノースロップ、ケムリング子会社と高性能爆薬の長期供給契約を締結

    米防衛大手ノースロップ・グラマンは6月7日、同社のミサイル製造拠点における弾頭製造をサポートするため、英ケムリングの子会社でノルウェーを拠点とする特殊化学品会社「ケムリング・ノーベル社(Chemring Nobel AS)」と、HMX[※]として知られる高性能爆薬の長期調達契約を締結したことを次のように発表した。 「…
  15. 米軍、ロボット犬の導入検討

    米海兵隊特殊作戦コマンド(United States Marine Forces Special Operation Command, MARSOC)は、新たな兵器として、いわゆる「ロボット犬」の実用化に向け研究を進めている。将来的には銃などの兵器を搭載して戦闘に従事することが目標だ。 米海兵隊が現在導入を検討しているのは、ゴースト・ロボティクス(Ghost Ro…
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