-
GDLS社製無人戦闘車両、最優秀新製品に選定
ジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ(GDLS)社は同社の無人戦闘車両「TRX SHORAD」が、2023年AUSA年次総会で最優秀新製品/サービスに選ばれたと発表した。 この戦闘車両はドローン対処用に作られたものだ。ドローンは低空で飛行するため、対策が難しい兵器である。戦闘機や空中給油機、ヘリコプターなどの… -
宇宙軍、重点課題を提起
米宇宙軍は2023年12月に創設4周年を迎える。それに先立ち今年9月には、米宇宙軍作戦部長のチャンス・サルツマン(Chance Saltzman)大将が同軍の行動指針を「宇宙における、宇宙からの、そして宇宙に対して我が国の利益を確保すること(Secure our Nation’s Interests In, From, and To Space)」に改めた。それに続き下院… -
5GはシミュレーションとVRにとって重要技術だ
第5世代移動通信システム(5G)は、デジタルシミュレーションとバーチャルリアリティの能力を発揮させるために不可欠で、米軍が重視している技術のひとつだ。 5Gはそもそも携帯電話の通信を高速化する技術であり、帯域幅と速度が向上したことでデータ共有や通信機能が飛躍的に改善した。その結果、携帯電話の通信だけで… -
米宇宙軍、創設以来初の予算減少
最近公表された米空軍による「宇宙軍の包括的戦略に関する報告書」によると、米宇宙軍は今後数年間で予算削減を計画している。予算削減が実現すれば、2019年に米宇宙軍が設立されて以来初となるが、実際に実現するかどうかは不透明だ。 「宇宙軍の包括的戦略に関する報告書」は2023年国防権限法によって要求された。報… -
台湾、海上ドローンを開発
台湾はウクライナ海軍の戦術を模倣し、中国のPLA海軍の侵攻を阻止するためにスピードボートのような海上ドローンの生産を計画している。専門家によれば、この計画はウクライナ軍が黒海のロシア艦隊やクリミアの海軍基地に対して行っている海上ドローン作戦に触発されたものだという。 2022年10月30日、ウクライナ軍が史… -
米海軍の艦隊価格、今後5-10%増加する可能性
米国議会予算局による海軍の長期建艦計画に関する分析結果によると、将来における海軍の艦隊の予想価格は、従来の見積もりよりも5〜10%高くなると予測されている。艦船の構成はほとんど変わらないにもかかわらずだ。 2023会計年度の海軍の造船計画と同様に、米海軍は2024年の計画として将来の艦隊について3つの異なる… -
韓国はどのように武器輸出大国になったのか
世界の防衛産業において韓国の存在感が日増しに高まっている。韓国はここ数年で防衛関連の輸出を急増させ、尹錫悦大統領が2022年に表明した世界第4位の輸出大国という目標も非現実的なものではなくなってきた。 韓国の輸出増加のペースは驚異的で、2018年から2022年までの直近5年間の合計額は、その前の5年間と比べ74%… -
インドネシア、伊海軍から巡視船購入を交渉
インドネシアはイタリアの多目的巡視船を購入する交渉を進めている。現時点での交渉では、現在イタリア海軍向けに建造中あるいは完了した巡視船をインドネシア売却に回し、その補填としてイタリア海軍が新たに巡視船を発注することになっている。 売却される巡視船はイタリア海軍のPPA(Pattugliatori Polivalenti d’Al… -
NASA、3Dプリンター製ロケットノズルをテスト
米航空宇宙局(NASA)は2023年10月23日、宇宙探査ロケット用に試作されたアルミニウム製ロケットノズルの燃焼試験を実施したと発表。 NASAは、3D プリントを活用して製造時間短縮や重量削減を実施するRAMFIREプロジェクトを重視している。現在このプロジェクトでは、3Dプリントを用いた軽量ロケットノズルの開発に焦点… -
ウクライナ、米国と「フランケンSAM」計画を推進
これから冬を迎えるにあたって、ウクライナ当局は国を凍てつく暗闇に陥れかねないロシアの攻撃から送電網を守るために、防空体制のさらなる強化を切望している。強化対策の一環としてウクライナは米国と共同で、「フランケンSAM」計画を推進し、大きな手応えを掴んでいるという。 米当局の関係者たちが欧米各国などから… -
Iron Beam、フェイク映像がSNSで拡散
2023年10月7日、パレスチナのイスラム組織ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃が始まった。イスラエル軍が報復としてガザ地区へ攻撃している中、SNS上では高エネルギーレーザー兵器がミサイルを破壊する動画が出回っている。しかし実際のところ、この動画はイスラエルとハマス間の実際の戦闘を録画したものではなく、軍事… -
米海軍、バッテリー式ドローンを燃料式に改修
米海軍はL3ハリス・テクノロジーズ社(以下 L3ハリス社)と協力して、バッテリー式ドローンFVR-90をケロシン用エンジン(航空燃料JP-5)にアップグレードする計画を進めている。L3ハリス社によれば、新バージョンはA99 HFEエンジンを搭載するため、バッテリー式に比べ性能が向上し、高い機動性を持つドローンになる見込み… -
米国、新型核重力爆弾を開発
バイデン政権は核重力爆弾の新型であるB61-13を開発すると発表した。B61は1960年代に開発された戦闘機から発射できる核重力爆弾で、北大西洋条約機構(NATO)の基地にも配備されている。 米国防総省によれば、この決定は2022年の「核態勢の見直し」の結果を直接反映したものだ。「核態勢の見直し」では核戦力の近代… -
ロッキード、空中給油機市場から撤退
米国の航空機メーカーであるロッキード・マーティン(Lockheed Martin)社は2023年10月23日、老朽化した空中給油機の更新プログラムに参加しないことを表明した。これにより、米軍の空中給油機の生産はボーイング社が独占的に担うことになる見込みだ。 ロッキード社はエアバス(Airbus)社と提携し、A330 MRTT(A330 Mu… -
米空軍、電気航空機を試験導入
米国の電気航空機スタートアップ企業であるBETAテクノロジー(以下 BETA社)は2023年10月26日、フロリダ州のエグリン空軍基地に初めて有人電気航空機(以下 ALIA)を納入した。ALIAはバーモント州から東海岸上空を飛行し、同社のワシントンDC空域での初飛行に成功。今後、エグリン空軍基地のデューク飛行場で約3ヶ月にわた…