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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. ハンファ、米国武器市場で躍進目指す

    韓国の防衛産業大手ハンファ・ディフェンス(Hanwha Defense)社は、今後10年以内に米陸軍の主要サプライヤーになることを計画している。米国防衛産業のサプライチェーンは外国企業から閉ざされており、参入することは容易でない。ハンファの米国法人Hanwha Defense USAのジョン・ケリー(John Kelly)最高経営責任者は、…
  2. ハマスのロケット攻撃、「アイアンドーム」を圧倒

    2023年10月7日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスがイスラエルに対し大規模な攻撃を開始した。ハマスが発射した多数のロケットは、イスラエルの防空網「アイアンドーム」をかいくぐり、イスラエルに着弾。アイアンドームは、高度10kmおよび射程距離4〜70kmのロケット弾や砲弾に対する迎撃システムである。イスラ…
  3. 韓国、新型超音速空対艦ミサイル開発に着手

    韓国でダクテッドロケットエンジンを使用するミサイルの情報が公開された。このエンジンの使用で極超音速飛翔が可能となる。 <空対艦誘導ミサイルⅡ> 韓国の新型超音速空対艦ミサイルである「空対艦誘導ミサイルⅡ」に関する情報が、最近韓国で開催された『航空兵器システムの技術開発』に関するセミナーの中で明らか…
  4. インド、宇宙開発の一大拠点へ

    2023年10月2~6日にかけて、アゼルバイジャンのバクーで第74回国際宇宙会議が開かれた。会議には30社以上のスポンサーと最大150社の出展者が参加。パネルディスカッションでは、インド国家宇宙推進・認可センター(IN-SPACe:Indian National Space Promotion and Authorization Center)のパワン・ゴエンカ会長が登壇し、…
  5. 米企業、連携可能なドローンを開発

    ウクライナ侵略の特徴として、様々なドローンが各種戦闘において活躍している。もはやドローンは現代戦闘において不可欠な装備品である。このような状況下で米国のShield AI社は2023年10月9日、AIを搭載しスウォーム機能を強化した新型ドローンを発表した。 このドローンはV-BATと呼ばれ、スペースX社のロケットのよう…
  6. 米国防総省、GPSを使わない宇宙ナビゲーションシステムに投資

    カリフォルニアを拠点とするベンチャー企業ベクター・アトミック社は、ハネウェル・エアロスペース社と協力して、原子時計を使って正確な測定を行う最先端のナビゲーション・センサーを製造した。 同社は約1,000万ドル(約15億円)の政府資金を獲得した後ハネウェル社と提携。原子慣性航法センサーを製造し、衛星バスとし…
  7. インド、国産空母建造を加速

     インド最初の国産空母は完成まで6年もの時間を要したが、次の空母は短期間での建造が期待されている。インド国防省は、2022年末に就役した国産空母「ヴィクラント」に続く、空母(3番艦)の装備化を急ピッチで進めている。  インド国防調達委員会(DPB)は2023年9月22日、ヴィクラントを建造したコーチン造船所にお…
  8. スペイン企業、準軌道ロケット打ち上げに成功

     スペインの宇宙開発企業PLDスペース(PLD Space)は、欧州初の準軌道(サブオービタル)ロケット(Suborbital rocket)の打ち上げを行った。目標とする高度には届かなかったものの、同社は打ち上げに成功したと発表している。  2023年10月6日、PLDスペース社のロケット、ミウラ1(Miura 1)がスペイン南西部のエル…
  9. 米企業、小型ドローンの空中回収能力試験を実施

     米国の無人航空機メーカーであるジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ(General Atomics Aeronautical Systems, GA-ASI)は、同社が開発中の大型無人航空機から小型ドローンを発射・回収するシステム試験を開始した。  同社は以前から、非ステルス性のMQ-9リーパー(MQ-9 Reaper)やMQ-1Cグレ…
  10. 水陸機動団フェアレポート(その3)「水陸機動連隊」

     水陸機動連隊は水陸機動団(以下、水機団)隷下の主力部隊である。3個連隊で構成されており、各連隊には3個普通中隊及び1個対戦車中隊が編成されている。  3個連隊の内、主力となる第1連隊は西部方面普通科連隊を改編し、水機団本部と同じ相浦駐屯地に拠点を置いている。  第2連隊は水機団と同時期に編成された部…
  11. 水陸機動団フェアレポート(その2)「戦闘上陸大隊」

     「戦闘上陸大隊」は水陸機動団直轄の機甲科部隊で、水陸両用車両AAV7(以下AAV7)を装備する唯一の部隊である。この部隊の主な役割は、水機団隊員を輸送艦から上陸地点へ輸送することだ。この部隊は大隊本部、本部管理中隊、第1戦闘上陸中隊(崎辺分屯地)、第2戦闘上陸中隊(玖珠駐屯地)で編成される。  この部隊…
  12. 水陸機動団フェアレポート(その1)「V-22 オスプレイ」

    「水陸機動団」は、自衛隊の中で唯一の水陸両用作戦能力を持つ島しょ防衛部隊である。移動手段は通常、水陸両用車(AAV-7)とエア・クッション型揚陸艇(LCAC)を使用するが、緊急作戦に備えて17機の「V-22 オスプレイ(以下V-22)」の使用も計画されている。  水陸機動団は、米海兵隊との合同訓練や「タリスマン・セ…
  13. 陸上自衛隊初の「水陸機動団フェア」開催

    2023年9月20日及び21日、長崎県佐世保市の相浦駐屯地に司令部を置く水陸機動団は、防衛関連企業との情報交換や連携強化を目的に、初めて「水陸機動団フェア」を開催した。同フェアには駐屯地に所在する隊員、周辺の駐屯地の他、水陸機動団の活動に関連する陸・海・空の自衛官、85社の防衛関連企業などが参加した。  国…
  14. 第1回水陸フェアに参加して

    はじめに  長崎県佐世保市に所在する陸上自衛隊水陸機動団が主催する初めての「水陸フェア」に招かれ、初日の9月20日に参加した。  水陸機動団(以下、水機団)とは、“日本版の海兵隊”とよく例えられる部隊である。島しょにおいて主に行動し、島しょが相手に占領された場合には海上および航空自衛隊と協力して奪回す…
  15. レーザー兵器は極超音速兵器に効果的に対処できない

    現代の極超音速ミサイルは、マッハ5を超える速度で飛行し、かつ予測不可能な進路変更能力を兼ね備えている。そのため、今日の最先端の統合防空システムは多くの課題を抱えているのだ。 防空システムは、レーダーに代表される電波センサーを用いて飛来する兵器を識別・追跡し、コンピューターでその兵器の飛来経路を計算…
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