NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. 最高性能機F-22がF-15(旧世代機)と比較される理由

    2023年2月4日、米サウスカロライナ州上空で中国のスパイ気球が撃墜された。一般的には容易な目標と考えられる気球の迎撃になぜ最高性能の戦闘機(F-22)を使用する必要があるのかと言う疑問が世界中で飛び交っている。   旧世代戦闘機のF-15は、間違いなくF-22の次に優れた戦闘機として多くの国で運用されている。実戦…
  2. オーストラリア長距離攻撃用アセットにB-21を検討

    米国の複数の議員が米国防長官への議会提案として、B-21(米新型ステルス爆撃機)のオーストラリアへの配備を検討するよう要請している。米下院軍事委員会の委員長のアダム・スミス氏は「オーストラリアへのB-21装備化の可能性について」の調査を上申した。スミス氏は、2023年度の国防権限法の内容に関する提案で、米国防…
  3. 米レイセオン・インテリジェンス&スペース社、精密接近着陸誘導システムを日本へ納入

    2022年12月、米国海軍は対外有償軍事援助(FMS)を通じて、米レイセオン・インテリジェンス&スペース社と860万ドル(約11億3600万円)の契約を結び、日本の海上自衛隊に精密接近着陸誘導システム(JPALS)が提供されることになった。 JPALSは2024年に納入される予定であり、海上自衛隊の主力護衛艦である「いずも」に搭…
  4. 中国バルーンは国際法違反なのか

    2023年2月米国上空に飛来した大型バルーン(気球)について、中国が自国のものであることを認めた。米国は「偵察用」として非難する一方で、中国は「観測用」であると主張している。これらの疑惑に対する答えはすぐには出ないかもしれないが、ひとつだけ明確になったのは、「中国気球の侵入は国際法の限界を示した」という…
  5. 米国、将来の無人戦闘機のエンジン地上試験を完了

    米国空軍研究所(AFRL)とブルーフォース・テクノロジーズ社(BFT)は、無人戦闘機 フューリー向けに、新しい炭素繊維複合材推進流路システムの地上試験に成功した。今回の地上試験で収集された情報は、将来の航空機開発における計算手法の検証に使用される予定であるという。 BFT社のプレスリリースによると、AFRLは …
  6. 米国、「ワグネルグループ」に衛星画像を提供した疑いで 中国の衛星会社に制裁

    2023年1月26日、米国は中国の小型衛星メーカーが、ロシアの「ワグネルグループ」にウクライナの人工衛星画像を提供していたとして制裁を科した、と発表した。なお、米政府は同社のほかにも15社を制裁の対象としている。 米財務省の外国資産管理局によると、長沙天儀空間科技研究院(スペースティー・チャイナ)は、ロシ…
  7. 米空軍、未来のGPSと期待される衛星の最終試験を実施

    2023年1月26日、L3Harris社は米空軍にナビゲーション技術衛星(Navigation Technology Satellite-3、NTS-3)を引き渡した。2023年後半の打ち上げ予定に向けて、衛星は現在最終試験中であるという。 2018年、L3Harris社が米空軍と8,400万ドル(92億4千万円)の契約に基づいて1,250㎏の衛星を建造した。米空軍は、2023年…
  8. 米国及びEU、ミャンマー空軍関係者や防衛事業者への更なる制裁措置を決定

    2022年11月8日、EU理事会及び米国財務省はそれぞれミャンマー関係者に対する新たな制裁措置を決定したと発表した。同日は、2021年2月のミャンマー軍事クーデターによって結果が覆されたミャンマー総選挙実施から2年にあたる。  米国は、ミャンマーで事業展開をしているSky Aviator Company Limitedとそのオーナー兼取締…
  9. 米陸軍の将来攻撃ヘリ有力候補「インビクタス」とは

    レーザー誘導Hydra 70ロケット(射程5㎞)、無線(RF)誘導ヘルファイヤミサイル(射程11km)、Spike NLOSミサイル(射程30km)、新型の統合空対地ミサイルJAGM(射程16km)、さらに現在開発中の兵器もすべて、陸軍の将来ステルス攻撃ヘリコプター360Invictus「インビクタス」に搭載可能である。  インビクタスは、ス…
  10. 韓国KAI社と米国ノースロップ・グラマン社、VTOLドローン開発技術協力のための覚書に署名

    2023年1月19日、韓国航空宇宙産業社(KAI)は、同18日に米国のノースロップ・グラマン社と垂直離着陸無人航空機(VTOLドローン)事業における技術協力のための覚書(MOU)を締結したと発表。 このMOUは、海軍の駆逐艦に搭載して運用できるVTOLドローンの国内開発のために相互協力するという内容になっている。VTOLドロ…
  11. ロッキード・マーティン社、高性能レーザー防空システムの開発に成功

    2023年1月23日、米ロッキード・マーチン社(ロッキード社)は、開発中の指向性エネルギー防空システムが、初期の目標性能に達したと発表した。  ロッキード社は「開発しているレーザー防空システム(DEIMOS)のレーザービーム(特性)が設計と一致していることを確認した。DEIMOSシステムは、頑丈に設計された戦術レー…
  12. 退役したF-117、復活させ2034年まで運用を計画

     新型ステルス爆撃機B-21の公開(2022年12月)は航空界の注目を集めているが、B-21のルーツにあたるナイトホーク(F-117)は現在も使用されている。F-117は1980年代初頭に登場し、初めて実戦投入されたステルス爆撃機だ。F-117が退役して15年が経過したが、現在も敵のステルス機に対する訓練(研究)等に使用されている。…
  13. 米空軍は中国のミサイルに耐えるために空中給油機を必要とする:ケンドール米空軍長官 

    022年12月11日、フランク・ケンドール長官は、中国の精密ミサイルの射程距離が伸びていることから、米空軍はタンカー(空中給油機)やカーゴ(貨物機)をステルス化する必要があると述べた。  ケンドール長官は外交問題評議会のウェビナーで、民間航空機を空中給油機や貨物機に改造する従来の方法では将来的に米空軍の…
  14. ゼレンスキー大統領はどのような警護態勢で渡米したのか

    ウクライナの最高指揮官であるヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が飛行機に乗って大西洋を自由に飛び回ることは、現在の状況では不可能と言っても過言ではない。今回のゼレンスキー氏の訪米(2022年12月21日)は、そのような状況下で極めて秘密裏に計画された、一種の軍事作戦であった。  ゼレンスキー氏の行動は、…
  15. ウクライナ軍はシースパローミサイルをBUK対空システム(ロシア)への統合化に成功

    2023年1月6日、米国はウクライナに30億7,500万ドル(約4,000億円)の追加支援を行うと発表した。追加支援には、初めての供与となるシースパロー対空ミサイル(RIM-7)が含まれている。 米国をはじめ世界標準(世界19ヵ国装備)となっているRIM-7は、ソ連時代の旧型装備であるBuk防空ミサイルシステム(9K37)の性能を飛躍…
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