NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米軍、ロボット犬の導入検討

    米海兵隊特殊作戦コマンド(United States Marine Forces Special Operation Command, MARSOC)は、新たな兵器として、いわゆる「ロボット犬」の実用化に向け研究を進めている。将来的には銃などの兵器を搭載して戦闘に従事することが目標だ。 米海兵隊が現在導入を検討しているのは、ゴースト・ロボティクス(Ghost Ro…
  2. 月面活動に関する日米の視点の違い

    米国主導の「アルテミス計画」の中で、早ければ2028年に日本人の宇宙飛行士が月面に着陸することが、本年4月の日米首脳会談で合意されたため、日本人が米国人以外で初めて、月面に降り立つ可能性が高まってきたと期待されている。子供達への教育において、日本人宇宙飛行士の月面着陸は、宇宙や科学への関心喚起に大変効果…
  3. 【企業情報(生産)】レオナルド、ポーランドに多目的軍用ヘリAW149の新生産ラインを開設

    イタリアの航空・防衛大手レオナルドは6月4日、同社傘下の航空機メーカー「PZLシフィドニク(PZL-Świdnik)」によるポーランド軍向け多目的軍用ヘリコプター「AW149」[※]の新生産ラインをポーランドに開設したことを次のように発表した。 「PZLシフィドニクによる技術移転と現地生産への献身的な取り組みは、ポーラン…
  4. スカンクワークス、ステルスタンカー計画を発表

    ロッキード・マーティン社の先進計画開発部、通称スカンクワークスが、ステルス性能を持つ空中給油機(以下、タンカー)の開発計画を発表した。米空軍は、F-35戦闘機やB-21戦略爆撃機などのステルス航空機に随伴して燃料を補給できるタンカーを要求している。 中国とロシアの新世代空対空ミサイルは性能が大幅に向上し…
  5. 米空軍、非GPS航法を開発中

    米軍は将来の戦闘で、敵の電子戦(EW)や対衛星兵器によって、航法や照準にとっての重要ツールであるGPSを使えなくなる可能性がある。この問題に対応するため、米空軍は代替技術として地球磁場を用いた実験を行なっている。 もし米国が中国やロシアなどの大国と戦争をすることになれば、GPS衛星が最初の目標になると予…
  6. 【企業情報(開発)】滬東中華造船、次世代強襲揚陸艦「076型(ユーラン級)」を建造

    中国の造船最大手である中国船舶工業集団(CSSC)傘下にある滬東(ことう)中華造船が、中国人民解放軍海軍向けに076型(ユーラン級)強襲揚陸艦(LHD)[※1]の建造を上海の長興造船基地で進めていることがわかった。 076型は発艦装置にカタパルト、着艦装置にアレスティング・ギアを使用するCATOBAR(Catapult Assist…
  7. 中国、学生の軍事訓練拡大

    中国政府は、大学、高校、及び中学校での軍事訓練を拡大するため、国防教育法の改正に着手したと発表した。この改正には、小学生への国防教育の改善も含まれるという。   中国の国営メディアによると、2024年度の全国人民代表大会(以下、全人代)常務委員会は、3月6日から改正案の議案討議(第1読会)を開始した。この…
  8. 「CCW2024」(ドバイ)出張レポート(全般概要)

    2024年5月14日から16日にかけて、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにおいて「CCW(Critical Communications World)2024」が開催された。この展示会は日本からはいずれの企業、組織も参加したことのないものである中、今回NSBT調査チームが取材したので、その概要について述べていく。 1 CCW(Critical Communication…
  9. 米空軍、新型ICBMコスト大幅増

    米空軍は、大陸間弾道ミサイル(Intercontinental ballistic missile, ICBM)の交換プログラムで大きな課題に直面している。既に運用開始から50年が経過したミニットマンⅢ(Minuteman Ⅲ)を退役させ、新型ミサイルを配備する予定であったが、コストが想定を大きく超え、遅延が発生しているのだ。 ミニットマンⅢは1970年…
  10. 【企業情報(開発)】大連造船、055型(レンハイ級)駆逐艦の10番艦進水

    中国国有造船最大手である中国船舶集団(CSSC)傘下の大連船舶重工(以下「大連造船」)は5月28日、中国人民解放軍海軍向け055型(レンハイ級)駆逐艦[※1]の10番艦の進水を完了し、新たに同型の建造を開始した。1番艦が2017年に進水したことを考えると、近年の中国の造船産業において同型艦の増産が急ピッチで進められて…
  11. 変わる装備品調達と企業(2):重視する7分野とは

    前回は「『防衛力整備計画』の全容」ということで、「5年で43兆円」という防衛費のインパクトがいかに大きいものなのか、ということを概観した。では、具体的にどういった分野で新規契約の増加が見込まれるのであろうか。この点、防衛省はとくに重視する分野として以下の7項目を挙げている[※1]:
  12. 【企業情報(契約)】英ロールス・ロイス製エンジンが日本のイージス・システム搭載艦に採用される

    英ロールス・ロイスは去る5月30日、日本の護衛艦計画であるイージス・システム搭載艦(ASEV)[※1]の動力源として、同社が開発した船舶用ガスタービンエンジン「MT30」が採用されたと発表した。 世界初となるツインMT30ハイブリッド電機機械推進システムを備えた同エンジンは、独自の出力密度により、船の性能を損なう…
  13. 2024年5月のDIMEレポート~その2:5月の主要事象~

    【5月の主要事象】 ※末文の丸英字は、Ⓓ:外交、Ⓘ:情報、Ⓜ:軍事、Ⓔ:経済、Ⓣ:技術を意味する。 1日 ブリンケン米国務長官、ネタニヤフ首相らと会談。人道危機の緩和を重ねて求めるⒹ 1日 中国3隻目の空母「福建」、初めての航行試験を実施。2025年にも就役予定Ⓜ 1~6日 岸田首相外遊(仏、ブラジル、パラグアイ…
  14. 2024年5月のDIMEレポート~その1:5月の総括~

    5月の大型連休に岸田首相はフランス、ブラジル、パラグアイを訪問した。首相の弾丸訪問も5月末時点で振り返ると、ずいぶん以前のように感じてしまう。その後も注目すべき国際事象が相次いだ。 まず、日本の首相訪仏からわずか3日をあけて、中国の習近平主席が訪仏し、引き続き習氏は中欧の親中国家、ハンガリーとセルビ…
  15. ラインメタル社、ドイツ軍に聴覚保護機能付きインターホンを供給

    ドイツ連邦軍(Bundeswehr)から重要な戦術コミュニケーションのプロジェクトを委託されているラインメタル社は、ドイツ連邦軍と包括的な契約を締結し、戦術コミュニケーションのサポートのために、聴覚保護機能を備えたインターホンシステムを供給することになった。契約期間は7年間で、最大4億ユーロ(約674億円)の契約金…
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