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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. Monthly Night Vision Report No.9 ~赤外線イメージングの基礎知識4~

    1. 赤外線映像装置の性能 赤外線映像装置の性能には、分解能、画素数のほか赤外線映像装置特有の性能としてNETD(Noise Equivalent Temperature Difference:雑音等価温度差)、時間的ノイズ、空間的ノイズ、温度入出力特性等があります。今回のレポートでは、赤外線映像装置特有の性能について説明します。 2. 赤…
  2. 【企業情報(開発)】エストニアのミルレム社、ユーロサトリ2024で過去最大規模の展示

    ロボット工学と自律システムの世界的リードメーカーであるエストニアのミルレム・ロボティクス社(以下、ミルレム社)は、ユーロサトリ2024で兵器搭載無人車両(以下、兵器搭載UGV)を合計10台展示した。10台のうち8台はTHeMIS(テーミス)無人地上車両の異なるバージョンで、残りの2台はタイプXロボット戦闘車両(RCV)で…
  3. 紅海での軍事衝突の教訓

    地上部隊による艦船への攻撃が、黒海と紅海で起きている。ウクライナ軍のロシア艦船への攻撃、フーシ派による米艦隊への攻撃は、地上部隊と海軍との戦闘に関して新たな教訓を与えている。 ウクライナ軍は黒海の制圧を目指すロシア海軍に対して、ミサイル、ドローン、航空機などを用い沿岸部から攻撃を行ってきた。これ…
  4. 戦場において携帯電話が危険な理由

    兵士が持つ携帯電話は、戦争の最前線の現状伝達に革命をもたらしている。最前線での生活、戦闘の悲惨な現状伝達の他、実際に使用されている装備品の確認もできる。しかし、米陸軍は携帯電話が兵士にとって危険なツールになる可能性が高いと指摘している。 米陸軍ナショナルトレーニングセンターの司令官であるカーティ…
  5. 米国会計検査院指摘、米軍の宇宙開発遅延

    米国会計検査院(Government Accountability Office)は、国防省の軍事システムの近代化が緩慢で、他の大国との競争に立ち遅れる可能性があると警告している。特に人工衛星、GPSプログラムといった宇宙軍のプログラムが期待ほどに進捗していないと指摘する。 これは会計検査院による主要兵器プログラムの年次評価報告書…
  6. ウクライナ侵略、電子戦が依然活発

    ウクライナとロシアの戦いは、電子戦攻撃活動が盛んである。両国ともに最新技術を駆使し、一進一退の攻防を繰り広げている。 2022年2月のロシアによる侵略開始とほぼ同時に、ロシア軍は無線の探知および妨害を行い、両国間の電子戦も開始された。ハドソン研究所(Hudson Institute)のブライアン・クラーク(Bryan Clar…
  7. 【企業情報(開発)】インドの国防研究開発機構とL&T社、新型軽戦車「ゾラワール」を発表

    インドの国防研究開発機構(DRDO:Defence Research and Development Organisation)とエンジニアリング大手ラーセン&トゥブロ(L&T)社は、共同開発した新型軽戦車「ゾラワール(Zorawar)」の最初のプロトタイプを発表した。同戦車はインド陸軍が中国との北部国境沿いで使用することを目的として開発され、インド北西部…
  8. F-15EX、量産機が配備

    2024年6月6日、F-15EXイーグルIIの量産初号機がオレゴン州ポートランド空軍基地に引き渡された。製造番号008のこの航空機は、オレゴン州空軍第142飛行隊に配備される18機中のうちの1機である。2025年中に13機が、さらにその後に4機が追加配備される予定だ。 ポートランド空軍州兵第142航空団司令官のマイケル・B・コス…
  9. 【企業特集】株式会社テラ・ラボが垂直離発着の長距離無人航空機を発表

    2024年6月5日から7日、幕張メッセにおいて「Japan Drone 2024」が開催された。その中で、ゴールドスポンサーでもある株式会社テラ・ラボから垂直離発着式の長距離無人航空機“TERRA Dolphin VTOL”が発表された。 株式会社テラ・ラボは2014年3月24日設立の研究開発型ベンチャーである。東日本大震災の折、学生ボランテ…
  10. 中国の宇宙開発計画、米国との競争見据え進展

    4月25日、中国は宇宙飛行士3名を乗せた神舟18号を搭載する長征2号Fロケットを酒泉衛星発射センターから打ち上げた。神舟18号は26日に天宮宇宙ステーションへのドッキングに成功し、3名は神舟17号のクルーから宇宙ステーションでのミッションを引継いだ。 中国では天宮宇宙ステーションでの有人ミッションに加えて、月面…
  11. フランス、軍用小型ドローン調達を検討

    フランス軍は、小型軍用ドローンの調達プロセスを見直すことで、部隊行動をより機能的にしようとしている。現状況が継続すると、戦争の形態を変える可能性のあるドローン技術に遅れる危険性があるためだ。 2024年6月17日、フランスのセバスチャン・ルコルヌ軍事大臣は、パリで開催された防衛展示会「ユーロサトリ」にお…
  12. 第2回 安全保障ビジネス参入フォーラム in 大阪(開催概要)

    去る7月5日、NSBT Japanにより「第2回安全保障ビジネス参入フォーラム」が大阪市内にて開催された。本フォーラムは、中小企業庁より採択を受けた「イノベーション・プロデューサー」活動の一環であり、2024年3月に名古屋にて第1回目のフォーラムを開催し、盛況を博した中で、第2回目である今回は、全国第2位の企業集積地…
  13. ロシア新型潜水艦、NATOにとって悪夢か

    ロシア最大の造船会社は、ヤーセンM型の潜水艦にジルコン・ミサイルを搭載すると発表した。これはロシア海軍の不振を改善する手段となりうるかもしれない。 ロシア海軍の不振は今回のウクライナ侵略時に見られた。ウクライナは2022年2月以降、黒海でロシアの軍艦の約3分の1を撃沈または航行不能にしたと主張しているだ…
  14. 【企業情報(契約)】コングスベルグ、ノルウェー政府から新型防空システム「NASAMS」受注

    ノルウェーの大手防衛関連企業コングスベルグ ディフェンス&エアロスペース社は6月28日、ノルウェー国防資材庁(NDMA)から新型「NASAMS(ナサムス)」[※1]防空システムを受注したことを公表した。 ノルウェー国防資材庁との契約には、ナサムス用の新型「マルチミサイル発射装置」と新型の「射撃指揮所(FDC:Fire …
  15. DRRレポート:ドローンの活用策についての考察

    有事と平時、軍事と非軍事の境目がますます曖昧になっている中で、防災と安全保障の境界も曖昧になっていると言えます。たとえば国連では、国連防災機関(UNDRR)での活動をつうじて、自然災害対策にとどまらず、防災・減災(DRR:Disaster Risk Reduction)を統合的アプローチですすめています。今後、安全保障分野にも関…
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