NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米軍、B-21の新画像を公開

    米空軍は開発中のステルス爆撃機B-21レイダー(B-21 Raider)の画像を公開した。2022年12月以来長く姿を見せてこなかったが、今回開発が進んでいることが確認された。それとは別に、米空軍地球規模攻撃軍団(Air Force Global Strike Command)のトーマス・ビシュエール(Thomas Bussiere)大将は、B-21の地上でのエンジン…
  2. ドイツ、防衛輸出で韓国に「NATO」資格を付与

    ドイツ政府が韓国に対し、防衛装備輸出手続きについてNATO加盟国と同等の資格付与を検討している。承認されれば、韓国への輸出はドイツ連邦輸出管理局(BAFA)の承認が不要となる。韓国防衛事業庁(DAPA)は「輸出規則(経済政策)を管理するドイツ連邦経済技術省(BMWK)の承認を早急に得る予定だ」と発表した。  現…
  3. 中国、GPS不要のドローン技術を発表

    中国は全地球測位システム(GPS)が使用できない環境で、無人航空機(UAV)を操縦、捕捉、攻撃するための新しい方法を開発したと発表。この技術は、中国工程院(CAE)発行の国際ジャーナルEngineeringの2023年7月号に掲載された。ドローンのカメラを使用して、ターゲットの移動速度や位置を推定する技術だが、実は1980年頃…
  4. インド、国産空対空ミサイルの発射試験成功

    2023年8月23日、インドは軽戦闘機テジャス(テジャスLCA)に搭載した視程外射程ミサイル「ASTRA-1」の発射試験に成功した。  インドの防衛研究開発機構(DRDO)は「射程54マイル(約100km)を超える空対空ミサイルは、高度2万フィート(約6,000m)から発射された。試験はすべて基準を満たしており完璧な性能である。AS…
  5. ボストーチヌイ宇宙基地における露朝首脳会談から見えるもの

    ボストーチヌイ宇宙基地で、露朝首脳会談が4年半ぶりに行われた。金正恩朝鮮労働党総書記にとってもコロナ禍が収束してからの初めての外遊であり、ウラジオストクから1,500kmも離れたアムール州までの移動は、最高速度60kmの専用豪華列車と共に世界の注目を集めることになった。この首脳会談は2023年7月、ショイグ露国防…
  6. 宇宙ミサイル防衛シンポジウム及び抑止シンポジウムについて

    2023年8月7~10日、米国アラバマ州ハンツビル市にて国家安全保障関係の会合である「宇宙ミサイル防衛(SMD)シンポジウム」が開催された。また8月16~17日にはネブラスカ州オマハにて、米戦略軍の「抑止シンポジウム」が開催された。今回NSBTから調査員が両会議に参加したので、その概要について述べていく。 1. 宇宙ミ…
  7. ランド研究所、米軍の衛星通信利用変更を提言

    米国のシンクタンクであるランド研究所は2023年9月6日に報告書を発表し、「米宇宙軍は衛星通信サービスの調達方法を変更する必要がある」との提言を行った。この報告書は計79ページに上り、米軍の衛星通信サービスの調達における課題と解決方法を分析している。同報告書によると、現在の調達方法は民間のイノベーションを…
  8. 米空軍、ステルス無人機XQ-58A配備へ

    米空軍研究所(AFRL)は2023年7月25日、人工知能(AI)が操縦するステルス無人戦闘機「XQ-58Aヴァルキリー」の飛行に成功した。3時間にわたる実証飛行は米フロリダ州エグリン空軍基地にて行われた。これは、史上初で自律型無人戦闘機にとって大きな前進である。 米国防総省のキャスリーン・ヒックス国防副長官が明らか…
  9. 韓国、ソン・ウォンイル級潜水艦改修へ

    国防事業庁(DAPA)は2023年8月18日、韓国で開催された第156回国防事業推進委員会において、就役中のKSS-Ⅱソン・ウォンイル級潜水艦の改修予算として約5億9,568万ドル(約876億円)を決定した。さらに戦術データリンク(Link-22)導入のため3億2,017万ドル(約470億円)の予算を計画している。  <ソン・ウォンイル級…
  10. 米陸軍、新たな戦車開発へ

    米陸軍は現在計画が進行しているM1A2エイブラムス戦車の改良を取りやめ、新たなM1E3エイブラムス戦車の開発に取り組むことを明らかにした。2030年代初頭までに導入し、2040年ごろから主力戦車として運用する予定だ。 米陸軍のグレン・ディーン(Glenn Dean)少将は、方針転換の理由について「(M1A2は)重量を増加させ…
  11. AI「冬の時代」はやってくるか

     防衛分野におけるAI(人工知能)の役割は日増しに大きくなっている。人間に代わる戦闘員として、あるいは人間より優れた情報分析官として軍事活動に従事するほか、兵器の開発や兵士の訓練、サイバー活動でも重要な役割を担う。しかし昨今、AI技術の進化に転機が訪れる可能性が指摘されているのだ。技術の発達のペースが…
  12. ポーランド、装備品購入のため韓国へ追加融資要請

    ポーランドはウクライナ侵略以降、急速に軍備の近代化を進めている。長らくロシアの脅威にさらされてきたが、ウクライナ戦争によってより現実味を帯びたからだ。2022年にはポーランドは韓国からK2戦車を1,000両、K9自走榴弾砲700両、FA-50軽戦闘機48機を購入した。 2023年8月、ポーランドは韓国から新しい軽偵察車両(…
  13. オーストラリア、ドローンの国産化推進

    オーストラリア国防軍は中国からの輸入技術の依存度を下げるため、偵察用ドローンの国内生産を推進し始めた。オーストラリアでは2023年7月、34億ドル(約4,964億円)を投入してAdvanced Strategic Capabilities Accelerator (ASCA)が発足した。ASCAは防衛イノベーションと科学および技術システムを結び付け合理化し、能力…
  14. ヨーロッパとインド太平洋の安全保障

    2023年6月、ストルテンベルグNATO事務総長は、近年の中国とロシアの接近が両国の軍事活動を活発化させ、その存在感を高めていることへ強い警戒感を訴えた 。言うまでもなく、地域的同盟であるNATOが、他地域の紛争に直接介入することは考えられないが、武力による台湾侵攻が生起した際の世界的な影響に対する、ヨーロッパ…
  15. ポーランド、韓国MLRS「チョンム」初号機受領

    ポーランド軍需庁は2023年8月21日、韓国のハンファ・ディフェンス社から最初の多連装ロケットシステム(MLRS)「チョンム」を受領したと発表。このシステムは、今回ポーランドが供給したジェルチ軍用車両3両にハンファ・ディフェンス社製のロケットランチャーを搭載したシステムである。搭載用の車両は5月初旬にポーランド…
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