NSBT Japan

NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 西側諸国による対ロシア経済制裁の影響は限定的か

    西側諸国の対ロシア経済制裁は強化されており、ロシア経済は厳しい状況に置かれつつある。一方、経済制裁の重要資源への措置の不十分さや企業の制裁回避により、ロシア経済に対して当初期待されていたほどの影響は出ていないと見られる。  西側諸国による経済制裁は強化されている。EUは2023年2月24日、3日間の交渉の…
  2. バイラクタルが活躍できない理由

    ロシアによるウクライナ侵略の初期には、トルコの無人攻撃機「バイラクタル(TB2)」はウクライナの救世主であり、現代のハイブリッド戦争において必要不可欠と賞賛されていた。連日にわたり、バイラクタルを使ったロシア軍への装甲車、哨戒艇等への攻撃がSNSで多数発信され、加熱した人気によりバイラクタルソングも登場…
  3. 日本、インドネシアへF-15中古エンジン輸出検討

    <日本が中古エンジンの輸出を検討>  報道によると、インドネシア空軍のF-16戦闘機用に日本は中古のF-15エンジンの輸出を検討中である。  インドネシアは日本へ戦闘機エンジンの供与を要請しており、両国はすでに防衛装備品・技術移転協定に調印している。F-15とF-16のエンジンは共通であることから、インドネシア…
  4. 米国、日本と台湾の無人偵察機のデータ共有へ

     2023年6月8日、英フィナンシャルタイムズ誌は「台湾が導入する無人偵察機(シーガーディアン:MQ-9B)が、米国と日本の自衛隊が運用する偵察システムと統合化され、情報共有が可能になる」と報じた。統合化により、3カ国(米国、日本、台湾)の無人偵察機が入手した偵察情報はリアルタイムで共有され、平時の監視任務、…
  5. デンマーク、潜水艦の再導入検討

    デンマークは海洋能力を強化し、モスクワのバルト海遠征を抑止するため新型潜水艦の取得をする可能性がある。  デンマーク外交委員会のマイケル・アストラップ・イェンセン氏によると、デンマークは北大西洋条約機構(NATO)の防衛下にあって、自国で潜水艦を有する必要性が低いことから、2004年に潜水艦を売却した。…
  6. インド、米国との大型無人機購入契約を承認

    2023年6月15日、インドのラージナート・シン国防大臣が率いる国防調達評議会(DAC)は、米国からゼネラル・アトミックス社の大型無人機「シーガーディアン」15機及び「スカイガーディアン」16機(MQ-9B)、計31機の購入を承認した。契約額は30億ドル(約4,252億円)相当で、2年以上前に米国務省によって承認されていたが、…
  7. ドイツ、イスラエル製防空システムの調達を承認

    ドイツ議会の予算委員会は2023年5月14日、イスラエル製の防空システム「アロー3」の調達開始に向けて、5億6,000万ユーロ(約868億円)の前払い金の支出を承認した。この前払い金は、イスラエルでの製造・生産体制を整えるためのものであるという。 「アロー3」システムは、地球の大気圏上空でミサイルを撃ち落とすよ…
  8. オースティン米国防長官、東南アジア防衛大臣らと会談

    ロイド・オースティン米国防長官は2023年6月2日、第20回アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)※1に参加するため訪問したシンガポールで、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、東ティモールの東南アジア防衛大臣と会談し、地域の安定、安全、繁栄を支援…
  9. ウクライナ軍、電子妨害で330機のドローンを損失

    電子戦能力はロシア軍の重要な戦力であり、ウクライナ軍が使用しているドローン、特にDJI製民生用ドローンに大きな損害を与えている。ウクライナ軍は、偵察や小型爆弾投下用としてよく使われる商用ドローンから、ロシアの装甲車を破壊できる数百万ドルのバイラクタルTB2まで、大小様々なドローンを使用している。 英国…
  10. 韓国とポーランド、防衛協力と防衛産業協力の拡大で合意

     2023年6月7日、韓国国防省は「韓国とポーランドの国防長官は防衛産業協力の進展に伴い、協力の範囲をさらに強化・拡大することで合意した」と発表。韓国のイ・ジョンソプ国防相とポーランドのマリウシュ・ブワシュチャク副首相兼国防相は、ソウルから南に約300キロ離れた慶尚南道泗川市の泗川(サチョン)空軍基地で会談…
  11. インド空軍、国産の徘徊型ドローン「ALS-50」を導入

    インド空軍(IAF)は、新型の「徘徊型ドローン(ALS-50)」を正式に導入した。ムンバイに拠点を置くタタ・グループが開発したこの無人システムは、複雑な任務におけるインド軍の精密攻撃能力を高めることが期待されている。また、垂直離着陸(VTOL)機能を備えているため、あらゆる地形で運用することが可能だ。徘徊型ドロ…
  12. インド、次世代核弾道ミサイルを試験的に導入へ

    2023年6月7日午後7時頃、インドの防衛研究開発機構(DRDO)は、新世代弾道ミサイル「アグニ・プライム(Agni Prime)」の飛行試験に成功し、導入に向けた道を開いた。 インド国防省の声明によると、今回の飛行試験は3回のミサイル開発試験の成功後、ユーザーによって実施された最初の導入前の夜間発射であり、システム…
  13. オーストラリア陸軍、公道での自律型トラック隊列走行に初成功

    オーストラリア国防省は2023年6月9日、オーストラリア陸軍が6日、国内で初めて公道での自律型トラック隊列走行に成功したと発表した。このテスト走行は国立交通研究機構とディーキン大学が支援しており、ビクトリア州の公道で、乗務員が乗車している「リーダー」車両に続いて4台の自律走行型陸軍トラックの車列が走行する…
  14. 何故トルコはスウェーデンのNATO加盟を妨害するのか

    2022年5月、スウェーデンとフィンランドのNATOへの加盟申請について、多くのNATO加盟国は、ロシアのウクライナ侵略に立ち向かう決意を示す「歴史的決定」と称賛した。しかし、加盟国全てが賛同したわけではない。トルコはフィンランドの加盟を承認する一方で、スウェーデンに対してクルド労働者党(PKK:トルコからの独立…
  15. イスラエル「海上版アイアンドーム」を開発

    <イスラエル軍がC-ドームを開発>  イスラエル軍の発表によると、「C-ドーム」と呼ばれる防空システム「アイアンドーム」の海軍バージョンが開発され、将来戦闘も想定に入れた一連のシステム試験を終了した。開発企業であるラファエル社は「海外マーケットも視野に入れ、今後更に高性能化を進める」と発表。  C-ド…
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