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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. インド初のC295戦術輸送機、初飛行に成功

    エアバス社は2023年5月8日、インド向けの戦術輸送機C295初号機が初飛行に成功し、2023年後半までの納入に向けた重要なマイルストーンとなったと発表。この戦術機は、5月5日11時45分(現地時間)にスペインのセビリアを離陸し3時間の飛行の後、14時45分に着陸した。 エアバス・ディフェンス&スペース社の軍用航空システ…
  2. インドL&T社、山岳用軽戦車のプロトタイプを開発

    インド陸軍は、中国国境のラダック地方のような超高地(平均標高3,500m)と極寒の環境で作戦を遂行できる軽戦車の導入を切望している。 インドの国防研究開発機構(DRDO)とラーセン&トゥブロ(L&T)は新型軽戦車「ゾラワール」の共同開発に合意した。ゾラワールは重量25トンの空輸可能な水陸両用戦車である。完成時期…
  3. 最新のウクライナへの兵器支援とロシアの対抗能力

    <2023年のウクライナへの兵器支援状況>  ウクライナ軍が2023年もロシアとの戦いを継続するためには、戦闘機、長距離兵器、戦車の3つの兵器システムが重要であると考えられる。  ドイツはレオパルト戦車の製造国だ。他国が保有しているレオパルトが第3国(ウクライナ)へ装備移転をする場合、ドイツ政府の認証が必…
  4. 米国、20年近くにわたるロシアのサイバースパイ作戦を阻止

    米国司法省は2023年5月9日、FBI及びニューヨーク東部地区連邦検事局が複数の外国政府との協力のもと、ロシアのサイバースパイ作戦を阻止したと発表。ロシアは20年近くにわたり、米国や他のNATO加盟国を含む少なくとも50ヵ国のコンピュータネットワークから機密情報を盗み出していた。 司法省のプレスリリースによると、…
  5. 特殊作戦部隊向けの展示会「SOF Week2023」レポート(全般概要)

    2023年5月8日(月)-11日(木)、特殊作戦部隊(SOF)に特化した展示会「SOF Week2023」が、米国フロリダ州タンパの中心に所在するタンパコンベンションセンターにて開催された。 同展示会は米国特殊作戦軍(USSOCOM)が主催しており、10年以上にわたりフロリダ州タンパにて開催されている。4日間で16,000人以上の業界関…
  6. ウクライナ、ロシアの最新鋭ミサイル「キンジャール」を初めて撃墜

    ウクライナ空軍は米国から供与されたパトリオット防空システム(パトリオット)が、2023年5月4日の夜キ―ウ上空で初めて、ロシアの装備する最も高度なミサイル「キンジャール」を迎撃することに成功したと発表した。この撃墜は三名の米国高官によっても確認されている。  キンジャールは、プーチン大統領が不死身と豪語…
  7. トルコとイスラエルが最新の無人装備品を発表

    2023年4月下旬から5月上旬にかけて、トルコ及びイスラエルの防衛企業が最新の無人装備品をそれぞれ発表した。トルコのバイカル社は同社の戦闘ドローンに搭載可能なドローン発射型の自律型巡航ミサイルを発表し、イスラエルのイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)社は、秘密情報収集活動用の無人潜水艦を発…
  8. ステルス戦闘機F-22の早期退役を望む空軍と議会の攻防

    米空軍はF-22(ブロック20)を実戦に投入できないと説明しており、議会が2024年度予算で初期バージョンのFブロック20を指す)32機の退役決定することを期待している。米空軍の将来計画副補佐官であるリ-22(以降チャード・ムーア中将は2023年4月6日、ミッチェル航空宇宙研究所の会議において「F-22は戦力の一部になり得な…
  9. ワグネル、スーダンで準軍事組織を支援している可能性

    ワグネルはスーダンで軍と戦闘を行う準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」と協力関係を築いてきており、今回のスーダンにおける紛争でもRSFを支援している疑いがある。ワグネルは金の採掘のため、スーダンに進出した。2017年にスーダン・ロシア間でロシア企業のMインベスト(M Invest)に金採掘を認める協定が結ばれたが、米…
  10. 中国、米本土の防衛システムを突破する新型極超音速ミサイル「DF-27」の試験開始

    2023年4月9日、米国防省の機密文書がリークされた。文書には、中国が米国本土の防衛システムを突破できる「DF(東風)-27」と呼ばれる長距離超音速ミサイルの試験を実施していたことが明記されていた。 4月10日付ワシントン・ポストはリークされた機密文書を引用し、中国が2023年2月25日、最新の先進実験ミサイル「DF-2…
  11. スーダンの金を狡猾に略奪したワグネル

    現在(2023年5月)スーダンの首都ハルツームは多くの施設が空爆で破壊され、民家は兵士が占拠している。そして多くの病院は医薬品を使い果たした。欧米から見れば、今回のスーダン内戦は遠く離れたアフリカの戦争であり、二人の高級将校による権力闘争の結末のように見える。  2021年のクーデター以降、スーダン政府は…
  12. 日米韓協力を一層進展させる北朝鮮のミサイル脅威

    北朝鮮におけるミサイル攻撃の脅威が高まるにつれ、日米韓3か国の協力は緊密になっている。  北朝鮮は、固体燃料による新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星18」の発射実験を2023年4月13日に成功させた。北朝鮮の朝鮮中央通信によると、今回の実験成功に際し、金正恩朝鮮労働党総書記は「競合国に『多大な恐怖と不…
  13. 弱体化しつつあるロシアによるウクライナへのサイバー攻撃

    2023年に入り、ロシアからウクライナへのサイバー攻撃の頻度が低下している。世界的にサイバー攻撃への対応能力は向上しており、ロシアによる大規模なサイバー攻撃の実施は難しくなりつつある。  マイクロソフト社(米国)の傘下にあるセキュリティー企業マンディアント(Mandiant)によると、2022年1月から4月にかけ…
  14. DARPAが量子通信による軍事ネットワーク計画を発表

    米国防高等研究計画局(DARPA)は、最新の量子通信を軍事ネットワークに融合する計画を立てている。2023年5月にDARPAは国防総省に対して、量子通信ネットワークの全体計画に関するブリーフィングを行う予定だ。  DARPAの計画は現在の軍用ネットワークを全て換装するものではない。従来のネットワークに量子通信の最新…
  15. 英空軍、ユーロファイターに電子戦機能を具備した超強力レーダーを搭載予定

    <実装段階にあるECRS Mk2>  英国空軍のユーロファイター(タイフーン)の次世代、超強力レーダー(ECRS Mk2)が実装段階となっている。2023年3月、イタリアのレオナルド社はBAEシステムズ社(英国)に、英ランカシャー州にあるBAE生産工場でECRS Mk2(試作)の引き渡しを行った。   この契約は2022年7月に取り交わ…
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