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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
ー日本初、安全保障・セキュリティビジネスのポータルサイトー
  1. 米空軍、新しいドローン管理システムを開発中

    オハイオ州ライトパターソン空軍基地に所在する空軍研究所(AFRL)のイノベーション部門であるAFWERXと空軍研究所情報総局は、フロリダ州エグリン空軍基地に無人航空機システム交通管理(UTM)を設置した。これは、現在の航空交通管理システムがドローンや電動垂直離着陸(eVTOL)航空機の飛行時に、安全性を確保できるこ…
  2. インド、月面探査機の打上げ成功

    インドは2023年7月14日、月面着陸を目指す探査機「チャンドラヤーン3号」の打上げに成功した。探査機は8月23日から24日にかけて月に到達する予定である。成功すれば、インドはアメリカ、旧ソ連、中国に次いで、月への軟着陸に成功した4番目の国になる。  インド宇宙研究機関(ISRO)のスレダラ・パニッカー・ソマナス…
  3. ボーイング、衛星用対妨害システムを開発

    ボーイング社は、同社の防護戦術システム(Protected Tactical Enterprise Service: PTES)を使った対電子妨害機能の実証試験を実施した。この試験では、ソフトウェアとハードウェアと現在の米国国防総省 (DoD) SATCOMとの統合が検証され、実際の衛星に対して対妨害機能(PTW)が正常に動作することが実証された。この機能…
  4. 自律型ドローンで軍用機整備時間短縮

    米空軍は自律型ドローンを用いた軍用機整備点検の試験を行っている。ハワイのパールハーバー・ヒッカム統合基地にて、米空軍は自律型ドローンにカメラを搭載し、ボーイングC-17輸送機の状態をデータベース化しているところだ。この試験は、航空機メーカーのボーイング(Boeing)とドローンのオペレーティングシステム開発…
  5. ビリニュスNATO首脳会合の成果 −光と影の同盟−

    2023年7月、ビリニュスで行われたNATO首脳会合では様々な成果が確認され、再び、軍事同盟として新たな一歩を踏み出すことになった。ここでは、今回のNATO首脳会合の成果を検証しつつ、各関係国等の視点から、今後の日本とNATOとの協力関係の方向性について考察することとしたい。 NATO NATOにとっては、今回の首脳会合…
  6. 中国、メタンロケット打上げ成功

    中国の「朱雀2号遥2」は、メタンを燃料とするロケットの打上げに成功した。燃焼効率が高くコストが安価なメタンはロケットに最適な燃料であるが、実用化が難しいと言われてきた。  これまでメタンを使用した「朱雀2号遥1」、レラティヴィティ・スペース社の「Terran 1」、スペースX社の「Starship」はどれも打上げに失…
  7. 印米防衛協力、モディ首相訪米で大幅に進展

    2023年6月20日から23日にかけて、インドのナレンドラ・モディ首相が訪米。モディ首相は2014年の首相就任以降、国連総会や多国間会議出席も含め7回訪米していたが、今回は国賓としての訪問ということもあり、とりわけ大きな注目を集めた。バイデン大統領との印米首脳会談のほか、ホワイトハウスでの公式晩餐会や連邦議会で…
  8. フィリピン、HIMARS装備化へ

    2023年、フィリピン国防省は陸軍の近代化を急ピッチで進めている。防衛力強化のため高度なミサイル・システムを装備化する計画だ。  フィリピン陸軍のロメオ・ブラウナー中将は2023年3月13日、フィリピンのマグセイセイ空軍基地で行われた式典で、陸軍砲兵連隊に対しインド製対艦巡航ミサイル「ブラモス」と米国製高機…
  9. インドで高まる半導体製造の気運

    インドは自国の半導体製造能力を高めようとしている。インド政府は2023年5月31日、半導体製造工場の設立に関し、設立コストの最大50%を政府が負担する「修正セミコン・インド・プログラム(Modified Semicon India Programme)」プロジェクトを立ち上げた。また、6月1日からこのプロジェクトを利用する企業の申請受付の再…
  10. ノースロップ・グラマン、新航法システムを開発

    ノースロップ・グラマン社は、従来の測位システム(GPS)と慣性航法(INS)を組み合わせた、電子妨害に強い航法システムの開発に成功した。このシステムは「一体型測位システム(EGI-M)」と呼ばれている。今後、EGI-Mは米国戦闘機及び各種軍用機に搭載され、電子妨害の影響をほとんど受けずに飛行可能になると考えられて…
  11. 分断の影響深刻な中国半導体産業

    半導体産業を巡り、中国と西側諸国の分断が深まりつつある。日本政府は2023年5月23日、半導体の製造装置を含む23品目を輸出管理の規制対象に加えると発表。米国政府は半導体製造に関し、対中国輸出規制の対象品目の拡大を検討しているほか、オランダ政府は6月30日、半導体製造装置輸出について制限する姿勢を明らかにした…
  12. F-35、需要に追いつかぬ生産

    ロシアによるウクライナの軍事侵攻が2022年2月に開始されて以来、F-35の受注が増加している。優れたステルス性、高度なセンサー、兵器システムの強力な組み合わせにより、「第5世代戦闘機」であるF-35は米軍とその同盟諸国から大きな需要がある。その一方、製造元の米防衛大手ロッキード・マーティン社は高まる需要に応え…
  13. 中国、宇宙-地上間高速レーザーリンク実証実験成功

    中国の長光衛星技術有限公司(CGST)は、「吉林1号MF02A04リモートセンシング衛星を使用し、宇宙から地上への高速レーザー通信の実証実験に成功した」と発表。この実験は、中国科学院(CAS)の航空宇宙情報研究所(AIR)と協力のもと実施された。 中国は宇宙への投資を国家の重要課題としており、2014年からは宇宙部門…
  14. フィリピンが初の潜水艦取得へ向けて動き出す

    フィリピンが潜水艦の取得に向けて動きを進めている。歴史上、潜水艦を運用したことがないフィリピン海軍は、何十年にもわたって潜水艦の獲得を熱望してきた。そこへ、フィリピン軍事近代化計画の最終段階にしてもっとも重要なフェーズであるホライゾン3(2023年から2028年まで)で、潜水艦の取得を実現する可能性がでてき…
  15. フランス戦車、能力不足と評価

    2023年1月、フランスのマクロン大統領はウクライナへ強力な105ミリ砲を装備したAMX-10 RC戦車の供与を約束した。それは現在、反攻作戦で使用されている。しかしウクライナ軍はAMX-10 RCの能力に懐疑的で、前線攻撃には不向きだと考えている。第37海軍歩兵旅団スパルタネッツ少佐は、ドネツクに配備されている同戦車につい…
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