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NSBT Japan Network for Security and Technology 日本安全保障ビジネス&テクノロジーズ
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  1. ウクライナ防空の現状と今後の方策

    航空戦力は、現代戦で最も重要な要素の一つである。航空戦の時代となった第2次世界大戦以降、戦闘機や爆撃機が戦争で重要な役割を担ってきた。しかし、現在のウクライナ侵攻では航空戦力は戦闘の中核となっていない。世界でも有数の航空戦力を持ちながら、ロシア軍はウクライナで航空戦力を有効に活用できていない。一方、…
  2. 米国防総省、中国「DF-17」を「最大脅威」と認定

    米国防総省(ペンタゴン)が2022年11月29日に発表した中国の軍事力に関する報告書によると、極超音速滑空ミサイル(DF-17)は西太平洋の米軍(外国軍)基地や艦船への攻撃能力を有しており安全保障上の大きな脅威となっている」と分析している。 報告書では、中国を「我々の国家安全保障と自由で開かれた国際社会に対する…
  3. ウクライナ軍は偽の防空システム(フェイクシステム)により空襲を抑制

    米国は、ウクライナ軍にロシア軍の戦闘機パイロットを混乱させるための偽レーダー(リスクエミッター)を装備させることで、ウクライナ軍の防空能力低下(対空ミサイル不足)を補完している可能性がある。 2月にロシア軍による武力侵攻が始まってから10カ月以上が経過した。ロシア航空部隊(ロシア航空宇宙軍、VKS)は、…
  4. 中国、新型固体ロケットで14基の衛星を海上の移動式プラットフォームから打ち上げる

    12月9日、中国は、黄海の移動式海上発射台から新しいJielong-3ロケットを打ち上げ、14個の衛星を軌道に乗せることに成功した。 このミッションでは、中国の衛星ベンチャー企業「長光衛星技術有限公司」が開発したリモートセンシング衛星や通信、ナビゲーション向け衛星プラットフォーム、生命科学実験衛星などが打ち上げ…
  5. 米軍、韓国に宇宙部隊を創設 北朝鮮の脅威を背景に

    14日、在韓米軍は宇宙軍で初となる宇宙部隊を正式に発足させた。ソウル近郊の烏山(オサン)空軍基地での米軍宇宙部隊の発足は、北朝鮮が過去最多のペースで弾道ミサイル実験を行い、中国が弾道ミサイル戦力を増強させる中での動きとなる。この動きにより、米国は北朝鮮、中国、ロシアをこれまで以上に監視することが可能…
  6. 韓国、2028年までに空中発射型巡航ミサイルを開発へ

    12日、韓国の防衛事業庁(DAPA)は、長距離の空中発射巡航ミサイル(ALCM)を開発するプログラムを開始すると発表した。DAPAは、2028年までに国内初の国産ALCMを製造するために1900億ウォン(約1億4500万ドル)を費やし、現在韓国が開発中のKF-21戦闘機に搭載する予定であるという。 コリア・タイムス紙によると、韓国で…
  7. 米国と同盟国は、宇宙開発における対立を回避するため中国を関与させようとしている

     中国と米国およびその同盟国との地政学的関係はますます悪化しているが、米国政府および同盟国の間では、将来の紛争を回避するために、宇宙開発および宇宙資源について北京と協力する必要性が論じられている。月世界財団の会議に出席した米国と同盟国の外交官と宇宙政策の専門家によれば、月、火星(鉱物資源の豊富な小…
  8. インド海軍が第3空母導入を検討、海上覇権(経済圏)の必要性を強調

    インド海軍長官 R. ハリ・クマール 提督は、「Eurasian Times」の取材に対し「インド海軍は、広範な作戦海域、制海権の確保、インド洋海域(IOR)における脅威の増大など任務が拡大している。ブルーウォーター戦力(外洋を横断して世界的に作戦できる海軍)として、3隻目の空母が必要である」との見解を発表した。
  9. イスラエル国防軍における次世代サイバー兵士の育成/サイバー技術や訓練への需要の変化

    2022年8月、イスラエル南部の都市ベエルシェバにあるハイテクパーク内に新しいサイバー防衛訓練校が開校した。この訓練校は、イスラエル国防軍(IDF)のJ6&サイバー防衛総局の一部である。J6&サイバー防衛総局は、IDFにおいて、サイバー防衛、通信、無線伝送、コンピュータ化、インテリジェンス情報の統制を担当している。
  10. 反撃能力を付与される日本の潜水艦、大敵は「人」

    クジラにちなむ名前を授かった海上自衛隊の最新鋭潜水艦「たいげい」が今年3月、就役した。神戸市の造船所で引き渡された全長84メートル、基準排水量3000トンの巨体は、まさしく「大鯨」そのものだ。これで2010年の防衛大綱(22大綱)で定められた潜水艦22隻体制が整ったことになる。おりしも国内では、反…
  11. 韓国、K2戦車とK-9榴弾砲をポーランドに初出荷

    12月7日、韓国製の戦車(K2)と自走榴弾砲(K9)の初回納入がポーランドに届けられた。ポーランドの隣国ウクライナで激しい戦闘が続く中、納期はわずか数カ月である。 ポーランドのドゥダ大統領とブワシュチャク国防大臣は韓国から戦車と自走榴弾砲の初回納入分を受領した。ドゥダ大統領は、隣国の侵略に対処するため急遽…
  12. 中国、航空ショーで「ドローンキラー」レーザー兵器を公開、低コストで標的を撃墜可能

    11月8日から13日、中国広東省珠海市にて中国最大の航空ショー「中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)」が開催された。今年のショーでは、無人機に対抗するレーザー兵器が注目を集めたという。注目を集めた兵器は「UAVキラー」と呼ばれ、高度1キロ以下、時速200キロ前後、レーダー断面積1平方メートル以下の低空・低速…
  13. ウクライナ戦争におけるサイバーが果たす役割:米国防省高官、再検討の必要性を警鐘

    11月16日、米国防省のミーケ・エオヤン次官補(サイバー政策担当)は、ニューヨークで開催されたアスペン・サイバーサミットにて、「ロシアがウクライナに侵攻した際、コンピュータ・ネットワークを破壊することができなかった。そのため、代わりに同国のインフラを物理的に攻撃せざるを得なかった可能性が高く、軍事行動…
  14. 中国依存の弾薬(材料)により低下するドイツ(EU)の防衛力

     ドイツの弾薬メーカーは最近、中国からの綿花リンター(砲弾の推進薬に不可欠な材料)の注文待ち期間が最大9カ月(通常3カ月)になったことについて警告を発している。  この発表は、ミュンヘン近郊で開催された防衛シンポジウムで、ドイツの防衛企業が行ったものである。ドイツ政府は11月28日に弾薬メーカーと調整会…
  15. 韓国防衛産業、躍進の理由と今後の戦略

    武装ヘリコプターから発射されたロケット弾が着弾した丘に、震えるような衝撃とともにK9自走榴弾砲(K9)が砲弾を打ち打ち込んでいる。そして、K2戦車(K2)が轟音とともに道路を駆け上がり、目標を撃破する。このデモンストレーションは、9月に4日間開催された韓国の防衛博覧会「DXコリア」の一部である。この展示は、20…
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