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【企業情報(開発)】伊レオナルド、UAV向け電子攻撃ペイロード「BriteStorm」を発表
イタリアの防衛大手レオナルド(Leonardo)社は10月14日、新型の電子攻撃(EA:Electronic Attack)ペイロード[1]「ブライトストーム(BriteStorm)」を米首都ワシントンDCで開催中の「米陸軍協会年次総会・展示会(AUSA :Annual Meeting and Exposition)2024」で発表した。この製品により、最新の統合防空システム(I… -
【企業情報(発表)】 RTX社、開発中のバラクーダ機雷処理装置の水中試験を実施
RTX (RTX Corporation) 社 の子会社レイセオン(Raytheon)社は10月7日、米海軍水上戦センター(メリーランド州)において、バラクーダ機雷除去装置の水中環境テストを実施したと発表した。 バラクーダ機雷除去装置(Barracuda Mine Neutralization System)は、4基の小型ジェットで推進する26 ポンド(約12kg)、長さ… -
【企業情報(開発)】アンドゥリル社、新型空中ドローン発表
米国のアンドゥリル(Anduril)社は10月10日、新型のAAV (Autonomous Aerial Vehicles)[1]である「ボルト(Bolt)」、および軍事用途に対応する「ボルト-M(Bolt-M)」を発表した。 ボルト-MはAIの活用により、オペレーターの負担を低減している。目標の追跡や攻撃に必要な飛行動作を自律的に行うことが可能であり、… -
国連と地域機構の安全保障―クアッド海洋安全保障の抑止的考察
1 初めに 2024年9月下旬、国内では自民党総裁選が行われる中、岸田首相は米国に出発した。バイデン大統領の地元であるデラウエア州で行われる日米豪印(クアッド)首脳会談に加え、ニューヨーク市の国連本部で開催される国連未来サミット、核兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)フレンズのハイレベル会合への出席の… -
【企業情報(開発)】ダッソー・アビエーション、ラファール戦闘機を補完する無人機の開発に着手
フランスの防衛大手ダッソー・アビエーションアビアシオン社(Dassault Aviation)社は10月8日、ラファール戦闘機[1]を支援するステルス無人戦闘機(UCAV:Unmanned Combat Aerial Vehicle)の開発を開始したことを発表した。これは、同社とフランス軍との契約の一環で、ラファールの近代化改修を進めるための取り組みで… -
【企業情報(提携)】印バーラト・フォージ社、米防衛大手と提携し次世代型砲兵システムを製造へ
インドの防衛企業バーラト・フォージ(Bharat Forge)社は10月2日、同社の子会社であるカルヤニ・ストラテジック・システムズ(Kalyani Strategic Systems)社が、米国の防衛大手AMゼネラル(AM General)社およびマンダス・グループ(Mandus Group)社との契約を締結することを発表した。この提携は、軍隊の進化するニー… -
【企業情報(契約)】テルマ社、デンマーク陸軍「近距離防空システム」の統合を受注
デンマークの防衛大手テルマ(Terma)社は10月4日、デンマーク国防省装備調達・兵站機構(DALO:Danish Ministry of Defence Acquisition and Logistics Organisation)から、デンマーク陸軍向けの新しい「近距離防空システム(VSHORAD:Very Short Range Air Defence System)」[1]の統合に関する発注を受けたと発表し… -
「AUSA 2024」現地レポート(1日目)
10月14日(米東部時間)、米ワシントンD.C.のウォルター・E・ワシントン・コンベンションセンターで「AUSA 2024」が開幕した。米陸軍協会(Association of the United States Army:AUSA)の年次総会および展示会である本イベントには、NSBT Japanからも磯部晃一エグゼクティブ・ストラテジストが参加している。 オープ… -
【企業情報(契約発表)】ボーイング社、タイ陸軍向けのAH-6リトルバードを初飛行
タイ王国陸軍向けのボーイング社製AH-6リトルバード軽攻撃ヘリコプターの最初の1機が、8月22日、アリゾナ州メサの同社工場で初飛行に成功した。タイ陸軍は同機を8機発注している。 同社の攻撃ヘリコプタープログラム担当責任者(Vice President)でメサ工場の上級役員であるクリスティーナ・ウパー(Christina Upah)氏… -
米国における未成熟なイノベーション企業の発掘と機会提供
<容易ならざるイノベーション> このところの米国の能力開発を見ていると、イノベーション、イノベーション、イノベーションの連呼である。軍事機関であれ、非軍事機関であれ、商用企業であれ、全てにおいてイノベーティブであれ、と鼓舞している。それでは鼓舞すればイノベーションが出てくるかというと、そう容易では… -
【企業情報(開発)】ノースロップ・グラマン、陸軍の防空用指揮システムにAIを追加
米国の大手防衛企業ノースロップ・グラマン社は10月7日、戦闘員が移動中、即時に情報にもとづいた意思決定を行うことを支援する新しい人工知能(AI)機能を発表した。このAI機能は、C-UAS(Counter-Unmanned Aerial Systems、対無人航空機システム)任務における脅威の複雑化に対応する「FAAD(Forward Area Air Defense、… -
進む中国空母の整備:その実態と将来の展望、そして日本の現状とは
<グズネツォフ級空母「遼寧」の行動> 9月18日の自衛隊統合幕僚監部のプレスリリースによると、9月17日午後7時ごろ、中国海軍グズネツォフ級空母「遼寧」及びルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦2隻の計3隻が魚釣島の北西約210kmの海域を航行した。その後17日から18日にかけて、魚釣島の西約70kmの海域を南進した後、与那国島と西… -
【企業情報(開発)】エクセイル社、仏海軍の新型AUV開発へ
フランスのエクセイル(Exail)社は10月3日、フランス装備総局(DGA:Direction générale de l'Armement(仏語))から同国海軍に対する新型AUV (Autonomous Underwater Vehicle) [1]の開発・供給元に選定されたと発表した。同海軍は新型AUVによって、深海における探査・監視能力を新たに獲得することになる。 近年、… -
【企業情報(契約)】 レイドス社、米空軍AC-130Jによる小型巡航ミサイル飛行試験を実施へ
レイドス(Leidos)社が開発中の「ブラックアロー」(Black Arrow)と呼ばれる小型巡航ミサイル (SCM:Small Cruise Missile) が、米空軍のAC-130J[1]でのキャプティブキャリー[2]および分離テストに成功し、今年の秋に予定されているSCM飛行試験に向けた準備を進めていると発表された。 2023年12月から実施した… -
海上自衛隊、艦船搭載STOVL作戦のタイムリーなプレビューを実施
海上自衛隊(JMSDF)は、8月下旬にイタリア海軍の空母ITSカヴールが日本に初寄港したことで、艦載による短距離離着陸(STOVL:Short Take Off and Vertical Landing)作戦について貴重な知見を得たとみられる。 全長244mのカヴールは、STOVL対応のロッキード・マーチンF-35B統合打撃戦闘機8機とAV-8BハリアーIIプラス7…